※パパの日記です。
なぜ、このサイトが「まめみむめもまりん」なのか? 名前について徒然なるままに。
超音波撮影っていうんだっけ? お腹の子供の大きさを豆つぶほど例えるので、最初についた名前が「マメ」。「マメちゃん」と呼んでいたのです。気が利いた名前だと思っていたら、ほとんどの妊婦さんがそう呼んでいるらしい。 「マメちゃん」は「マメ太郎、マメの助」になり、妻の母により「マメ千代」になった。思えば「マメ千代」が出た頃から女の子だと気づくべきだった。(妻はずっと知っていたのだけれど、生まれるまで(性別は)教えないでと頼んでいた)
ぼくの大好きな小説『ママ、アイ・ラブ・ユー/サローヤン』の中で、ママ・ガール(母親)は「あたしのかわいい蛙ちゃん、かわいいタンポポちゃん、かわいいキリギリスちゃん」 と呼ぶくだりがある。子供を動物や植物の名前で呼ぶのはいい。しかし、生まれたての「まりん」は、お腹がぷくっとして、がにまたで、本当にカエルちゃんなのでシャレにならない。
さて、「まりん」という名前、年輩の方は一瞬ギョッとするが、慣れるとなかなかよいらしい。深い意味はなく、ただ、あまりないだろうということで「ん」で終わる名前とか思っていたのだけれど、よくよく考えたら「しおん」「かれん」とか結構あるもんだ。「ん」がつく名前は「運がつく」からいい名前なんだって、と妻の近所のスナック「のんのん」のママさんが言ってくださった。そりゃ、いいね。
「まりん」の「ま」は「まさひろ」の「ま」、「りん」は「プリンス」の「りん」って説明しようと思うのだけれど、妻は私は関係ないの? というので「sanae」の「E」をとって、「marin」じゃなくて「marine」なんだということにしておいた。
通常、名前というと愛称という名の別称があるけど、「まりん」は「まりん」だろうと思っていたら、「まりっぺ」「まりね〜」とか、飛び出した。ぼくは「まりね」がいいと思うのだけど。
さて、最後に笑っちゃう話。生まれたよ〜と、実家に電話したら、普段というかここ10年で二言位しか喋っていない父が出た。酔っぱらっているのか、普段より饒舌で「最近は子供の子のつく名前が少ないから、これからはそういうのがいい」「画数とかも考えてやれ」とか言い出した。最後には「女の子はお嫁にいくんだから、相手の名字とあわせたときの画数も考えた方がいい」とのたまう。って、そんなの15年以上先の話だし、あらかじめわかんないって。
今でも、ついつい「マメ太郎」と呼んでしまう。わかってはいるけれど、10か月近くも呼んできた習慣はなかなか直らないのです。
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